ロストバージン part2
クズ男に言われるままにラブホまでやってきてしまった私
バリアンに到着し、受付に入る。
クズ男は受付で
「一番安い部屋お願いします。空くまで待ちます」
と言った。
その日は木曜日だったんだがなかなかの混雑ですぐには入れず、一番安い部屋があくまでフロントで待機することに。
私は初めてのラブホだったんだけど、あまりにも開放的でびっくりしました。
マッサージチェアーに座りながら、これから処女卒業するのかーよし最後の処女ヅラを撮っておこう!となぜか思い立ち、自撮りを1枚残してました(笑)
スープバー飲んでたら間も無く部屋に案内されました。
緊張もしていたけど、それよりさっさと処女捨てたい気持ちの方が大きかった。
部屋に入ってベッドにとりあえず座って、テレビをつけました。
なにみるー?って聞いてお笑いの動画を流しました。
お笑いを二人で見つつ、談笑している時に
「実は私処女なんですよ」
と唐突にカミングアウトしてしまった私
「えっ!?!?!?!?!?」
と一瞬ベッドから飛び起きて驚いたクズ男
ヤリマン捕まえたと思って一発ヤリ捨てるつもりだったんだろうけど意外にも処女だということを知ってしまい、重くなって逃げ出したくなったかな??と思いました。
それくらい引いた反応でした。
処女はいやだ重いって言われるなら別になにもしないで寝泊まりして帰りゃいいか…と思ったら
「もじょ子は絶対処女ではないと思ってたよ」
と言われた。
そう思われないように気をつけていただけで、正真正銘の処女でございます。
処女カミングアウトのあと一瞬引かれたけど、すぐ燃え上がったらしく一気に距離詰められて押し倒されキスされた。
これがクズ男との初キス
そして約束の()キスだった。
キスは正直めちゃ気持ちよかった。
私は処女なんだけど、彼氏はいたことあったりキスは経験済みではあったけど、何一つ気持ちいいと思ったことはなく正直苦行で私からしたいと言ったことは今まで一度もありませんでした。
それが、キスだけで気持ちよくなれるなんて信じられなくて
何が良かったのかを考えると
やはり「顔」と「体臭」でしょうか…
人物紹介にも書きましたが、クズ男はとても私好みの塩顔でずっと見ていられるくらいかっこいいんです。
人に写真見せるとえっブスじゃん…とは言われますが、私にとってはどストライク中のどストライクという奇跡の造形だったんです。
そしてもう一つ「体臭」なのですが
クズ男の匂いはすごくリラックスできるいい匂いだったんです。
そういう奇跡の巡り合わせってたまにあるらしいです。
私は今となってはクズ男のことは本当にゴミ野郎だとおもってますが、今でも顔と匂いだけは大好きですね。素直に褒められる唯一のポイントだと思います。
などとキスに酔いしれた所、私は言った
「これ以上は付き合ってる人としかしたくないです…」
ある意味カマかけだったんですが
初めての人とは結ばれたいなぁとささやかながらに思ってたので
遊びでないのなら真剣に付き合ってほしいなと思い、言ってみたのです。
すると、クズ男から驚くべき言葉が…
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ロストバージン part1
その日、クズ男の仕事終わる時間に新宿で待ち合わせをした。
前回電話で
「次会ったときキスしよう」
と言われていたので、そのまま連れ込まれることも覚悟して会いにいきました。
不信感もあったけど、当時の私はとにかく28歳処女という肩書きを捨てたくてたまらなかった。
処女卒業サポートというネットの怪しいサービスに申し込もうか…くらいまで思いつめてたので、顔好みならクズでもヤリチンでもいい思い出になるのでは!?と思った結果だった。
19時ごろクズ男から
「仕事終わったよ。もじょ子とのキスが楽しみすぎて仕事手につかなかったよ…」
「会ったらすぐ抱きしめちゃうからね?」
とラインが届く。
いよいよ来た…と一応全身の脱毛をし、新品の下着をつけて新宿に向かいました。
私たちは南口で待ち合わせした。
改札に行くとクズ男がスーツで立っていて、ああやっぱりカッコいいと思いました。
出会い頭抱きしめる宣言をされてたので多少ビクビクしつつも挨拶。
「こんばんは〜」
「なんかドキドキするね♡」
と言いつつ、クズ男は抱きしめてこなかったのであった。
早速公約破りをされて、やべーいつキスされるんだろう…むしろなかったことになってるのか!?とドキドキしつつ、とりあえず東口移動し連れられるままゲームセンターに。
クズ男の特技はクレーンゲームだったのです。
ゲーセンで、私の好きなキャラクターのぬいぐるみを2つ取ってくれました。
特技という割にはめちゃめちゃお金使ってた気がするけど見なかったことにしました。
そのあと、ご飯食べるために歌舞伎町のやきとりセンターへ。
そこでお酒を飲みつつ、舞台の話やらなんやらわりと健全な話で盛り上がったが、数時間も飲んでるとだんだん酔っ払ってくる。
私はお酒が強い方ではないんですが、キスする宣言に緊張してたので勧められるまま許容量を軽く超える量を飲んでしまっていた。
いい感じに酔っ払った私に向かってクズ男は声を潜めて
「ねえ、今日お泊りしない??」
キターーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
と内心思いました。
やはり連れ込みを狙って飲ませていたようでした(笑)
私は本当にすぐ酔っ払ってしまうんですが、酔っても頭ははっきりしています。
なので、酔って開放的になった風の演技をしつつ「えーどこで泊まるのー???」ときいた
「近くに安いホテルがあって…」
えっ、宿泊4〜5000円とかのボロいラブホなの!?
ロストバージンだしそれはちょっと…と思い、酔ったお芝居のまま
「バリアン(※高級ラブホ)がいいな〜♡」
と言ったのであった(笑)
「うん、わかった。じゃあ向かおうか」
と、クズ男は気前よくバリアンを承諾。
ヤル気モードになったようです。
即座にお会計を済まし(全額出してくれた)バリアンに向かって歩き始めたのでした。
安いラブホで甘んじなくて本当によかったが、私とのセックスはその辺(ボロラブホ)のグレードが妥当だったのかなと今となっては思うのであった。
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アンチスレの存在
前回、手慣れた感じで距離を縮められ
明らかに気があるアピールのコンボをくらい
半分惹かれつつ、半分困惑していた私。
というのも、彼のアンチスレの存在だった。
実は初めて会った時名刺交換して、その後すぐどんな人なんだろう?とぐぐったところ、すぐに2chのアンチスレが出てきたのだ。
無名声優なのにアンチスレ!?意外とこの人有名なのかな?と思いました。
でもクズ男のアンチスレは演技のこととか一切書いてなくて、女関係のクズさを叩かれているアンチスレだったのだ。
4股5股当たり前
一人だけと付き合ってる期間はない
メンヘラ
リスカ癖
避妊しないから女孕ませまくり
ファン(未成年含む)を食う
スカトロ趣味
ハメ撮り趣味
…と、まとめると大体このようなことが書かれていた。
演技のことは一切書いてありませんでした(笑)
そもそも作品自体にほとんど出てないからねw
スレを立てたのは恐らく歴代の元カノだろうなと思った。
これが本当だったら恐ろしすぎることなんだけど、クズ男は私に対しては紳士で優しいし、ここに書かれてるドクズ野郎と同一人物とはどうしても思えなかった。
きっと昔はヤンチャしてた時代もあるんだろうけど、別れ方が下手くそで元カノの恨みを買って粘着されちゃったのとかなのかなぁ…
などと思っていたが
まぁ結果的にいうとスレに書いてあることは全てもれなく本当でしたね(笑)
私の予想も全て当たりで、粘着されてるのも事実なんだけど、別れ方が下手すぎるから粘着されてるのは間違いないですね。
現在進行形でここまで好き勝手し続けて今まで刺されてないのが本当に不思議です。
かくいう私もこれが粘着と言われてしまえばそうかもしれなのですが(笑)
どちらかというと私がめちゃくちゃ傷つけられた分、読んでくれた人に笑ってもらえたら傷ついた甲斐もあるな…という思いで書いています。
…というスレを見たので、やはり彼のやり手感には引いてしまっていて、でも顔がかっこいいので真剣に付き合ってくれるなら大アリと思っていてすごく悩んでいました。
アンチスレに書かれた時から時間も経ってるし、人間は成長するものだし、きっと大人になってるだろうと勝手に都合のいい解釈をし、今のクズ男を見て判断しようと決めました。
ラインのやりとりはずっと続いていて今度は電話がかかってくるようになった。
電話ではわりと急激に距離を縮められ
打ち上げしてたら終電逃しちゃった〜(笑)とラインしたら即座に電話かかってきて
クズ男「いまどこにいるの!?大丈夫!?」
もじょ「友達とカラオケにいるから平気〜」
クズ男「ふぅ…あんまり無理しちゃダメだよ(吐息)」
や
もじょ「舞台終わっちゃったから毎日会ってた家族みたいなメンバーに会えなくなるの寂しい!」
クズ「そんなん…俺がいるじゃん…(吐息)」
など
吐息入るところは全て例のなりきりオタクの乙女ゲー芝居みたいな感じです。
ラジオとかなら周りの音絞ってエコーかける部分ですね(笑)
言ってくれてる内容はかなり嬉しいんだが、いかんせんアニメ喋りが本当に気色悪くてネックでした。
そんなやりとりを続ける中、やはりだんだん下の方に話を誘導されてしまうアラサー喪女
下ネタ平気ですよスタンスではいるけど、実際経験はなかったので、意見とか体験談とか求められたら返答に困ってしまい
つい正直に
「私、過去にレイプ未遂に何度かあってて、セックスに対して嫌な気持ちしかないんですよ…」
と伝えたところ
「幸せなセックスしたことないなんて可哀想!俺がもじょ子のトラウマを解消してあげたい!!」
「じゃあ俺で慣れていこう?」
「セックスするんじゃなくてお風呂一緒に入る友達のことをオフレって言うんだって♪」
「とりあえず、次会った時キスしよう?」
「抱きしめたら俺我慢できなくなっちゃうかもよ?」
など、興奮させてしまいました。
クズ男の文面はラインとか見直しながら書いてますが、やたら語尾に?をつける傾向にありますね(笑)
このやりとりをして、あーーヤリ目かよーー!!!!!と思いましたね。
少し純粋なお付き合いできたらよかったのに…という気持ちがあったのですが
レイプ未遂の被害に遭ったことを言ったことで、こいつはカウンセリングと称してヤレる女だ!と思わせてしまったようです。
正直に言ってしまった私もバカなのですが、でもどういう回答が正しかったのかもわからず…もうヤリ目の匂いしかしないけど、正直もう28歳でさっさと処女捨てたいと思っていたのでこの船に乗っかるべきかと悩みました。
そこで私は当時処女であることを打ち明けてた友人にクズ男について相談してみることに。
・アンチスレの存在が怖いけど顔は好み
・相手は完全にヤリ目モード
・私は早く処女捨てたい
・好きなゲームの好きなキャラの声やってた人
という情報を話し
友人1「顔好みなら抱いてもらえば?」
友人2「よっしゃ!そいつで行け!」
友人3「もじょ子が後悔しないならいいと思うけど…」
と言われたので、このままクズ男に身を任せてみようかなと思ったのです。
次回、ついにロストバージン編です(笑)
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距離が縮まった日
クズ男とラインの交換をして数日。
私たちは毎日ラインのやりとりをしていた。
お互いオタク趣味があったので、好きなアニメの話とかゲームの話とかそんな他愛もない話ばかりだったけど毎日話し相手がいるのは嬉しかった。
当時私はニックネームしか教えてなかったので
「下の名前なんていうの?教えて?」
「へーもじょ子って言うんだ!じゃあもじょ子って呼んでいい?」
という感じでチャラ男のように私との距離を縮めてきた
私は本名で呼ばれるのが好きじゃなかったので、本名は恥ずかしいからやめてくださいと言ったところ
「どうして?家族には名前で呼ばれてるでしょ?」
と言われ、じゃあ好きに呼んでくださいと答えました。
手慣れた感じで下の名前呼びされ、この人かなり遊んでるんだろうなぁと思った記憶があります。
私の舞台本番がきた。
明日から本番なんだけどご予定どうですかー?と連絡しても「わからない」と言われる。
こりゃー絶対来ないなぁと思いました。
大体こういう返信して来る人は95%来る気がないし、実際来ないです。
せっかく毎日やり取りしてて、話してて楽しいと思いはじめたのに、これできてくれなかったらきっと私はめっちゃ冷めるだろうな〜と思っていたら、当日の夕方
「今日観に行きます!頑張って!!」
とラインが。
正直ときめきましたね。
というのもどうせ来てくれないと思っていて、この数日が終われば心の距離ももう離れちゃうだろうと覚悟していたからです。
なので、開演3時間前とかだったと思うのですが、めちゃめちゃ嬉しかったです。
そしたら、さらに1時間後
「事務所から呼び出しかかったからやっぱり行けないかも」
なんやねん!!!!!!!
喜ばせといて突き落とす作戦か!!!!!!!
さっきときめいたばっかだったけど、もう普通にガッカリして
「仕事なら仕方ないね、予約キャンセルしておきます」
と返信。
その後音沙汰はなく、完全にもう終わったなと思いました。
せっかくちょっといいなって思ってたのに、本番前にテンションだだ下がり。
落ち込んでても仕方ないので、無理矢理テンションあげて本番の舞台に出ました。
私はオープニングダンスで上手(舞台右手側)で踊るのですがオープニングで登場して位置についたとき客席を見たら
いたーーーーー!!!!!!!!
上手最前にクズ男さんは座っていました。
いや、もうね、めちゃめちゃときめきました。
今思えばこの行く行かないのやり取りも全てクズ男の作戦だったんじゃないかと思うほど恥ずかしながらまんまとときめいてしまいました。
終演後、ロビーにいくとクズ男がいました。
私は嬉しくて嬉しくて思わずハグしてしまいました。
元々男女関係なくハグしてしまう人間なので、下心とかまるでなしに自然に抱きついてました。
だってめちゃめちゃ嬉しかったから。
やっぱり行けないって言われたあと連絡とれなくなったら普通は来てないと思うからね。
それが最前にいるとか嬉しくないわけない!
ロビーでは他にもお客さんがいたので、少ししか話せなかったけどクズ男は
「すごく良かった…今度ゆっくり話そう」
と言って帰って行きました。
開演前はもう終わった…と思ってた分、喜びもひとしおでした。
その日の夜クズ男からラインがきました。
「もじょ子可愛い…本当に可愛くてドキドキした」
「会いたい」
「明日会える?」
確かに私は舞台上で見せ場もあったのですが、別に美人役とかでもなく
そもそも私はどちらかというとブスに分類される人間なので、可愛いと言われても嘘だろ…としか思えないのですが、私の舞台で感銘受けてくれたんだなぁとちょっと嬉しくなって翌日会う約束をしました。
翌日も本番はあったのですが、本番終わったらすぐにクズ男の待ち合わせ場所・新宿に向かいました。
クズ男は新宿のつるとんたんに連れて行ってくれました。
無料で3玉まで追加できるからコスパが良くてお気に入りなんだと話していた。
後で知った話ですが、クズ男は落としたい女を必ずここに連れてくるそうです笑
つるとんたんではどれだけ私が魅力的に映ったかと話してくれて、自分的にも渾身の舞台だったので普通に嬉しかったです。
私がクズ男のお芝居の話をした時、いきなり「しっ」と言われたのでびっくりしたら
ラインで
「仕事の話は外でしないで。ファンの人が聞いてるとまずいから」
と送ってきました。
うーん…確かに言ってることは正しいんだけど…
そもそも全くメジャーな仕事してないのにそこ心配する必要あるのかなぁ…
確実に名前聞いても誰もわからないような無名がファンに聞かれてるのを気にするなんて…
メジャーなアニメとか出てるならまだしも、同人ゲーム程度しか出たことない声優がそこまで意識高いのか…と少し驚きました。
と、多少微妙なことはありましたが、楽しくお食事を済ませ、その日は別れました。
ん??と思うこともありましたが、私は確実にクズ男のことを好きになり始めていました。
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不幸自慢
クズ男が自分のことを語り始めた。
クズ男には真剣に将来を約束していた彼女がいた。
でも彼女は自分を愛していなくて、お金くれないと風俗で働くから!と言われ、やめてほしくて毎月お金を渡していた。
なのに裏切られて、彼女はこっそり風俗ではたらいていた。
自分からお金を巻き上げておいて、風俗で働いていたことがバレ、お金を渡さなくなったら浮気されて捨てられた。
彼は本当に本当にショックで自傷行為に走ったそうです。
だから裏切られるのが怖い、人を信じるのが怖い
毎日一人寂しく一人暮らしの家に帰っていると。
「彼女を真剣に愛してたのに、俺は捨てられた。」
と、彼の話を要約するとこうでした。
あくまで、
自分は真剣で一途
相手の裏切りによってたくさん傷つけられた
この彼の主張は、私と付き合うことになったあとも度々登場する彼の決め台詞なのですが、後に判明する事実がわかるともうギャグでしかない
しかし
当時私も好きな人にフラれてて落ち込んでたので
「わかるわーー辛いよねっ!!!」
などと言い、めちゃ同情しました。
顔も名前も知らない相手の女をひどい!と非難しました。
なんでこんな優しい人が辛い目に合わないといけないんだろう
世の中間違ってる!
と本気で思いました。
今思えば、この頃から全然騙されてるんですが、こんな彼女想いの優しい人でもこんなひどい振られ方をするなんて…私ならもっと大切にするのになぁと思ってしまいました。
そして、ダメ押しのように子供の時に母親が亡くなった話をされました。
彼は子供の時に母親を亡くしていて、今は父親しかいないそうです。
クズ男は子供の時に母親から愛情を受けずに育ち、喘息持ちなのにタバコをやめてくれなかった、だからタバコが大嫌いだと話していました。
(なので喫煙席に座らせられるとこれみよがしに声に出してコホコホはじめます)
あまり、母親との思い出はないそうなのですが、母親が病気で入院して管にいっぱい繋がれた状態のことははっきり覚えていて
そのままお母さんは亡くなったそうなんですが、愛情を受けずに育ったため、母親の愛に飢えているとすごく主張していました。
一度でいいから愛されたい
そう言う彼にアラサー喪女は正直母性本能くすぐられまくりでした。
と、まぁ、この一連のトークが彼の女を落とすときの使い古された手口だそうです(笑)
悪質ですね〜〜
元カノはみんな必ずこの話で同情させられているらしいです(笑)
いわばクズ男と交際するための登竜門ですね!
タイムマシンでこの頃に戻れるなら自分に
「これ嘘やで!!!」
って教えてあげたいのですが
タイムマシンはないので、愚かなことにクズ男に同情し惹かれ始めております。
とりあえず、ぼちぼち終電が近づいてたので今日は解散することに。
私は当時舞台をやっていてちょうどその日は本番前のラストオフの日でした。
一応チラシを渡して
「これ!来週から本番だからよかったら見に来てね」
と言うと、さほど食い付きもよくなく
「まあ…行けたら…」
って感じだったので、私は一瞬にして冷め
こいつ来ねえな
と思い、母性本能モードは終了しました。
本当はもっと早く帰るつもりだったんですが、気づいたらほぼ終電。
駅まで歩きながら、こんなに話せると思わなかったですー見た目とイメージ違いますね〜(笑)などと話してたら
めっちゃキメキメのアニメ声で
「今日は楽しかったよ(吐息)」
と言われました。
先述した通り、彼は声優もやってる人なんですが
なんというか…普段からアニメのような喋り方をしていて、
例えるなら声優の専門学校によくいるアニメが好きすぎてなりきり演技しちゃうオタク学生のような雰囲気ではっきり言って
とても気持ち悪い!!!
私は即座に「乙女ゲーかよwwww気持ち悪!!wwww」と盛大に草生やしてしまいました。
だって普段からアニメの台詞っぽい喋り方って普通に気持ち悪いし(笑)
「俺普段からこういう喋り方で全然作ってないよ〜(^_^;)」
と言われましたが、顔はかっこ良くても発言気持ち悪いなこいつと思ったのが第2印象でした。
この日ラインを交換し、しばらくはラインのやりとりが続くのでした
next→
なれそめ
クズ男さんとの出会いは画面の中でした。
クズ男さんは売れない声優をやっていて、たまたま彼の出演作品をプレイしたことがあり、たまたまピンポイントでこの人素敵な声だなと思っていました。
私は特に声優に詳しくもないし、漫画やアニメは好きだけど中の人には興味がなかったので名前も覚えてなかったのですが、そんな中の人と偶然数年後出会うことになるとは思ってもみませんでした。
彼の作品を見た何年か後、たまたま知り合いの開いてた飲み会に彼が来たのです。
遅れてやってきた彼は、背が高くスタイルのいいイケメンでした。
その時、クズ男さんの出演してた作品プレイしたことあります!すごく好きでした!と伝えると、ごく普通にありがとうございますと言われたくらいでなんの思い出もありません(笑)
特に仲良くなったりはせず、社交辞令の名刺だけ交換して別れました。
私も彼に対してなんの恋愛感情もなく、イケメンだし普通に彼女とかいるだろうな〜くらいにしか思ってなかったです(笑)
しかし、そんな彼とさらに半年後再会することになります。
メディア系の会社で働く友人が、自分が広報をやっていた映画の試写会に招待してくれたのですが、友人とfacebookのコメント欄でやりとりしてたら突然クズ男さんが会話に入ってきたのです。
偶然ですが、私の友人とも繋がりがあったらしく「えー!そこ繋がってたの!?www」と定番のとりをして、じゃあ一緒に観に行こうかという流れになりました。
クズ男さんとは半年間一度も連絡とりあっておらず、正直顔も全く覚えてませんでした。
当日、facebookのメッセンジャーで待ち合わせをし、半年ぶりに再会。
再会した時の印象は、めっちゃ背たけーーー!!!でした(笑)
彼は顔が若かったので、その時話すまでずっと年下だと思って接していました。
話してみるとなんと私より5個年上ということが判明。なかなかいい歳でした。
映画を観終わって、少しだけご飯しようかということになり居酒屋に入る。
私は映画見て疲れてたし適当に話してさっさと帰ろーと思ってたんですが、意外と話すと楽しいのです。
彼も私もほどよくオタクで趣味が合い、いろんな価値観がかなり近いねという話になって盛り上がりました。
そのまま恋愛トークの流れに。
過去どういう恋愛をしたか、という話でした。
私は先述の通り、ロクな恋愛をしてこなかったのでこっぴどくフラれた話とか婚活失敗談を面白おかしく話しました。
あとで考えたらそういうのもいけない要素だったんでしょうね(笑)
すると、彼も過去の恋愛歴を語りはじめました。
登場人物
【もじょ子】
著者。
アラサー処女だった
元役者、現OL
好きな人にはフラれ、変な人から好かれるタイプ
過去レイプ未遂に3回遭い、性行為に対してかなりの恐怖感
と同時にアラサー処女であることをめちゃめちゃ焦っている
過去ロクな恋愛しておらず、恋愛に関してはかなり消極的
ビアンではないが、女の子を好きになったこと過去二度あり
周りには処女であることは絶対秘密
【クズ男】
長身の優男
著者は最高イケメンだと思ってるがまわりからはブサイクと言われる
無名声優兼派遣社員
さわやかなオタク風で一見遊び人には全く見えない
過度の非モテ&自分は不幸アピール
セックス依存症(避妊なし)
登場人物はブログの進行と同時に更新していきます。